あいつ何してる?!Vol. 3【平成7年卒 亀川先輩編】
紫光会OB、OGのみなさま、ご無沙汰いたしております。平成7年卒の亀川です。本企画の先陣を務めさせていただくことになりました。私でよいのか?とは思いますが、せっかくの機会をいただきましたので、私の大学卒業後について書かせていただきます。
学生時代は、卒業後には実家のある岡山に戻るんだろうと思っていました。実際に就職活動も岡山の企業を中心に行っておりました。ので、剣道部のある企業に、という思いはあまりありませんでした。ですが、結果的に現在勤務する会社に決まり、そのまま東京で就職することになりました。今の会社に剣道部があることを知ったのは入社直前でしたが、同期入社に大学剣道部出身者もいませんでしたし、また当時は長い研修期間もありましたので、剣道をいかに続けるかなどは全く考えないまま社会人生活を始めました。
入社してほどなくして、当初入っていた社員寮の新入生歓迎会があり、同期のメンバーと共に参加しました。その時同席した先輩が岡山出身の先輩で、いろいろと話が盛り上がり、またさらにその先輩の職場に剣道部の先輩がいて紹介してやるという話にもなって、その後も話がとんとん拍子に進み、配属前に剣道部に入部することになりました。それ以降、会社の剣道部には所属しており、なかなか戦力になる後輩が入ってきてくれない状況もあって、実業団の団体戦には未だにメンバーとして参加しています(ここのところのコロナ禍でチームとしての参加は見合わせておりますが)。
そんな風に始まった社会人としての剣道でしたが、20代は仕事や会社の剣道部の稽古環境などもあり(ほぼ言い訳ですが)、試合や合宿には参加するものの、普段の稽古はさほどできていませんでした。そんな中、30歳になる直前に地元の岡山に転勤することになりました。これもきっかけは寮の歓迎会に始まっており、そこで同席した岡山の先輩の伝手で、後日その当時の岡山支店長とご一緒させていただく機会があり、その縁で岡山に呼んでもらった次第です。
岡山支店時代は、私の実家からでは通勤に時間がかかってしまうため、岡山市内の社宅に暮らしていました。転勤先でははじめての営業職でしたので、転勤当初は仕事で手一杯でしたが、半年を過ぎたあたりから、たまに実家に帰るついでに、小学生から通っていた地元の道場に月に何度か行くようになり、またそこには母校の顧問の先生も稽古に来られていたこともあって、母校の稽古にも参加するようになるなど、30代に入ってからは、20代と比べると、ある程度コンスタントに稽古をするようになりました。その頃、毎年のOB戦にも呼んでいただくようになり、岡山から2,3回は参加させていただいた記憶です。ついでに書くと、岡山にいた時に久しぶりに再開した後輩と結婚することになり、現在に至っております。
岡山では4年ほど勤務をしましたが、そこからまた東京勤務に戻りました。今度は家庭もあっての生活でしたので、ある程度生活環境がわかるところがいいだろうということもあって、新座に近い富士見市に居住することになり、こちらも現在に至っております。そこからたまに大学の稽古にも顔を出させていただくようになり、またそこからコーチのお話を頂戴することになりました。コーチは、途中数年離れた期間もありましたが、合計10年程度、その役を務めさせていただきました。実際には、コーチとは言いながらも後輩に対して大した指導はできませんでしたので、試合も含めてよく稽古に来るOBぐらいの感じが正しいところだったと思います。しかしこのコーチの役をいただいた期間には、男子の久しぶりの全日本出場、筑波大学との激戦や関東大会三位など、近年の立教大学剣道部史における名場面に立ち会うことができたことは非常にうれしく、またありがたく思っています。またそういう後輩たちの卒業後に、暮れのOB戦で、錚々たる先輩方とともに同じチームで試合に出場できることは毎年の楽しみのひとつでした。その中でもOB戦を勝ち上がり、全国のOB大会に参加することができたことは、私の剣道人生の中でもよき思い出になっています。
自分の卒業後の人生について、このように振り返ってみると、やはり人生において「縁」は大きいんだなあ、とあらためて思います。遡って立教大学入学時も、(本当に)ひとつ間違えば他大学に行っていましたし、就職時も今の会社でなければ、今のように先輩後輩の方々と繋がる機会もほとんどなかったのではないかと思っています。ちなみに、私の息子2人も剣道を始めて数年経ち、まだ不安定ながらも続けておりますが、稽古や試合に連れていくと、そこで先輩後輩とお会いする機会も多々あって、その時は縁を強く感じる瞬間でもあります。
ここ数年はコロナ禍でもあり、大学で稽古をしたり、先輩後輩が大勢集まるような機会はなかなかありませんでしたが、そのような状況があっても、こういう縁はなかなか切れないものでしょうし、切れていたと思っていても繋がっているものなのだろうと考えています。この先、これまで見えていなかった縁が現れてくることもあるでしょうし、そういうことも楽しみにしたいと思っています。またこの場がそういうきっかけになるのであれば、非常にうれしく思います。
そのような縁も含めて、みなさんで集まって楽しくお酒を飲める日が早く来ることを願ってやみません。近い未来、そのような日も来るでしょうから、その時になりましたら皆様、あらためてよろしくお願いいたします。
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